故障していた車が帰ってきました。
お借りしていた代車と比べて圧倒的に乗り心地が良くて、ああやっぱり日産車は良い!
って言うか低扁平率タイヤは競技車両と特殊なスポーツカー以外では百害あって一利無しという岡崎五郎氏の言葉はホントだったなぁ・・・・わざわざ標準の15インチから14インチにインチダウンして70扁平にしたかいがあったなぁ、120000km過ぎてヤれたボディーのガタピシがかなり減ってまろやかな乗り味。
静かだし乗り心地良いし燃費も上がるし5年は車体が若返った感じだ!素晴らしい!
・・・・と、思ったんですが10分も運転してたら慣れて感動しなくなりました。
人間はすぐ快適だの贅沢だのに慣れてしまい有り難みを忘れてしまう罪深い生き物ですね。
まぁもっともインチダウンしたのは乗り心地を良くする目的っていうより兄弟車のADバンのタイヤサイズにしたら商用の安いタイヤが履けるってのが第一の理由でしたが。
減って無くなるものはなるべく安く上げたいものですよね。(但しタイヤは安全性の面から日本製一択、)
衣装担当:その理論だと先ず真っ先に煙草とお酒を減らすか止めるかなりしないと駄目なのでは?
PC担当:やめてくれ!その術は俺にも効く・・・・
さて、工房の雨漏りが酷い、って言うかヤベぇ・・・・
雨漏りする場所に置いた水を貯める容器がここ2年くらいの間にどんどんデカくなってきてます。
小さな容器→小さめの鍋→洗面器→バケツ→タライ、という様にどんどん、どんどん成長してきました。温暖化で大雨が増えたからか?

PC担当:それもあるかも知れんが根本的に建屋の老朽化だろ。
って言うかドリフのコントで頭の上に落ちてくる物ばかりだなそれ。
衣装担当:言われてみれば・・・・
私:変なところに気付くなぁ貴様、やはりニュータイプか?
PC担当:それはあんたじゃね?
衣装担当:私から見たらどっちもマトモには見えませんが・・・・
雨漏りは何がヤバイかって床や壁が腐る事ですよ。
対策がもう大変・・・・

室内の湿度がすげえ高くなってしかも数日抜けないので換気とか除湿をしてもカビとかもう大変です。
保管してた衣装とか半分がやられた。
密閉したケースに入れてドライペット入れといたんだがな・・・・大量に処分する羽目に・・・・辛い・・・・長年貯めた特注衣裳50万円分位をドブに捨てたのと同じ事に・・・・
PC担当:あー・・・・そりゃたまらんな・・・・まぁギャラリーとかで一回使った衣裳はあまり再使用して写真撮ったりしないから諦めるしかないな。
そう言えばあんた前に雨漏りしたとこの床の一部張り替えてたな。
衣装担当:器用ですよね、なんでも自分でやるのは凄いと思いますよ。
私:すげえ大変だったしそれなりに手間も費用もかかった。
幸いな事にバールの様なもの数本を単純所持していたので床剥がしはスムーズに行ったし。
衣装担当:なんでいちいちバールの様なものとか単純所持とか犯罪臭のある言い方をするんですか!
PC担当:確かにバールの様なものは凶器になるがこのオッサンが持ったらスリッパとか丸めた新聞紙とかでも凶器だから。
私:どんな危険人物だよそれ!
まぁ俺がやった修理は表面を直すみたいな一部だけで基礎とか床下の梁とか基礎まで行ってる重篤な場所は流石に業者に頼んだよ。
だが雨漏りは直しきらん。
直しても直してもまた次の年に漏る。
この建屋の構造的な問題でな、二つの屋根が交差する村野藤吾設計風の瀟洒な日本建築にありがちなデザインはとても素敵なんだがな、二つの屋根の重なる谷間に双方から雨水が流れ込むんでその場所は長期的に見て必ず雨漏りが始まるんだ。
しかも落ち葉とかもそこにてんこ盛り積もって腐るしいつまでもジメジメが抜けずに雨漏りを加速させてくれます。
そして腐る。
築40年とか50年を越えたら木造建築は大体ヤバイ。
衣装担当:国宝級の建築でもない限り頻繁に補修とか無理ですからみんな最後には土に返るって昔の大工さんから聞いたことがあります・・・・
PC担当:鉄筋コンクリートも50年も経過したらそれはそれでヤバい。
特に高度成長期でセメントが足らない時期に海砂を使った奴は鉄筋が塩分でやられるから木造以上に劣化が進むの速いらしいな。
私:まぁ永遠に残るものなどこの世には無ぇんだよ、とガウタマシッダールタさん(インド、クシナガラ地方出身のナイスガイ)も言ってたし。
PC担当:その人もう今はご存命じゃくね?って言うか北斗神拳の歴史より前の3000年くらい前に既に・・・・
私:え?お隣の立川市でジョニーデップ似のいばらの冠被った人と一緒に暮らしてるって聞いたけど・・・・
衣装担当:それは漫画の話です。
PC担当:床と言えば去年は真空脱気装置のあたりやばかったよな。
衣装担当:え?何があったんですか?
私:心霊現象。
衣装担当:ええ〜・・・・・害虫とか害獣ばかりでなくついに幽霊まで・・・・
PC担当:死んだ人間より生きている人間の方が害があるから大丈夫。
衣装担当:生きてる人総てが害がある前提で話を進められても・・・・
私:真空チャンバーの奴はあれ120kgとかあるからな、外殻が旧帝国陸軍のチハの装甲より厚い金属の塊だからそりゃもう重いったらない。
移動の為に土台に頑丈なキャスターが付いてるじゃない?
で、設置したとこの床の下にある梁が雨漏りの水が伝って腐って折れてその辺りの床が微妙に傾いたんで夜中に勝手に移動して朝には違う場所にあったり・・・・初めて見たらオカルトだよこれは。
夜中に森の奥から小人が集まって来てみんなで力を合わせて押して移動させたのかと思った。
衣装担当:小人って・・・・あなたにしてはずいぶんとメルヘンな思考ですね。
熱とかあるんですか?
私:その小人にね、お酒を御馳走になったんですよ。
そのお酒がね、何て言う酒だか忘れてしまったんですが・・・・そのお酒があまりにも美味しくてですね。
どんどん、どんどん飲んでしまったんですよ。
どんどん、どんどん・・・・
PC担当:どんな酒だ?俺も飲んでみたいもんだな。
私:覚えてます!
ラム、コアントロー、レモンジュース。
シェイクするんですよ。
衣装担当:野獣死すべしごっこ止めてください!
怖いんで。
梅雨時とか大雨の翌日とか腐り対策に除湿機を複数入れてフル稼働させてたんですが昨今の電気料金の高騰でそれやったら電気代が目も当てられない状態になるのでもう大変・・・・・今から怖い。
除湿機の2.5リッタータンク×3個が6時間で満水に!
どんだけ湿度高いのよ・・・・
PC担当:昔の工房でスポット冷風機3台フル稼働の時には70000円いったよなそういえば・・・・
私:除湿機はあの冷風機ほどは時間単位電力は喰わないだろうけどこっちは24時間連続とかだからな、梅雨はヤバい。
マジヤバい。
PC担当:なにか新たな対策を考えんとな・・・・
私:折半で?
PC担当:それは対策じゃねぇだろが!!
画像はアゲハ蝶(ナミアゲハ)の卵。

画像中心あたりの丸い奴がそれです。
だいたい1mm位の大きさ。
他の植木に埋もれたこんな僅かなカラタチの若木を見つけ出して産卵するとかよく考えたらスゲェ。
どうやって見つけてるんでしょうかね?
やはり臭気か?
PC担当:昆虫はフェロモンとか何百分の1ppmの臭い分子を大気中から嗅ぎ分けるらしいからな。
そんな嗅覚を持つ昆虫同士相手の威嚇にカメムシの臭気はオーバースペック過ぎるよな・・・・
私:ホントだよな・・・・ピザ生地伸ばすのにロードローラー持ってきやがったみたいな感じのやり過ぎ感だ。
60cm位のカラタチの若木に卵が5個も産み付けられてたのでこのカラタチは一月経たずに丸坊主確定です。
流石に一部海外では柑橘系樹木の農業害虫扱いされてるだけはある。
で、この植生のキャパで回りの移動先に食料になる葉っぱが無いので食べ尽くしたら餓死全滅も確定。
資源を食い尽くして結局共倒れとか、なんか人間社会の縮図みたいで虚しい感じがしますね。
今週は仕事に関する画像はありません。
そっちの方は楽屋にて。
あと、来週の日記はお休みざんす。
世間ではゴールデンウィークとかいうここ20年くらい自分には関係のないイベントがあるみたいなのでこんなとこ見ずに休日をお楽しみください。
ではまた再来週!
PC担当:て言うかあんた以外の俺らが休みだから更新できないだけだろ・・・・
あんたは当然休み無しな。
私:ぬっ・・・・くっ!
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